標的型攻撃メール訓練は一般の高齢者向けにも必要だ

最近ではインターネットや電子メールといったITツールが広く浸透しており、高齢者でもパソコンやスマートフォンを使いこなしている時代である。
そして、そうした自称IT通の高齢者が引っかかりやすいのがいわゆる詐欺メールというものだ。
これは、一見普通のメールを装って詐欺サイトへ誘導したり、パソコンにウイルスを侵入させる手口に使われる。
こうしたメールは企業に対しても送られる事が多く、その対策として標的型攻撃メール訓練を行っている団体も多い。
しかし、一般の特に高齢者に対してはそうした標的型攻撃メール訓練のような具体的訓練を行っているケースは少ない。
確かにそうした怪しいメールに注意しましょう、というアナウンスはあるが、実際自分の問題だと思っていない高齢者も多いのが現状だ。
いまだに電話による成り済まし詐欺に騙される高齢者が多いように、自分では分かっているつもりでも誤って怪しいサイトを訪問したり、添付ファイルを開けてしまう事も珍しくない。
そのため、高齢者に対する詐欺メールの啓発は重要事項だと言える。

騙されやすい層に対しての標的型攻撃メール訓練を考える

一般に企業に送られる標的型攻撃メールは、一見通常の業務関連のメールに見せかけている。
そこでうっかりファイルを開いたりすればパソコンやネットワークにウイルスが侵入し、情報漏洩などの被害が発生する。
こうした標的型攻撃メールにはよく見ればおかしい事が分かるものもあるが、忙しい最中に見ると間違えてしまう場合も少なくない。
そこで、その対策として、定期的な標的型攻撃メール訓練が行われているが、偽装が巧妙で本物と判別不可能なケースもあるという。
高齢者など一般に届く詐欺メールの場合、そこまで巧妙なものは少ないが、それでも実在する銀行名を語るなどして、気をつけていてもうっかり信用しそうになる内容も報告されている。
特に高齢者の場合は大きな企業や公的機関の名前に弱い所があるので、それだけで本物と信じてしまう事もあり得るだろう。
場合によっては多額の現金をだまし取られる可能性もあるだけに、詐欺メールに対する一般向けの標的型攻撃メール訓練も必要ではないだろうか。

学校や地域単位での標的型攻撃メール訓練も有効だろう

時折、企業からの情報流出が事件としてニュースになる事がある。
その原因も、職員が偽のメールに添付されたファイルを開いた、などと報道されるが、それを見ている側としてはおそらく「なぜそんな詐欺に引っかかるのだろう」と感じるに違いない。
気をつけていれば騙されないに決まっている、不注意だから騙されると思って被害者側を批判する声も上がるが、巧妙に偽装されたメールは専門家でも判別が難しい事がある。
職員が標的型攻撃メール訓練を受けていたとしても、それほど判別困難なものがある事は知っておかなければならない。
そして、そうした高度な偽装メールは今後企業以外の一般人を狙って送り込まれる可能性も十分に考えられる。
標的型攻撃メール訓練をちゃんと行っていますか?
詐欺メールに関してはプロバイダやセキュリティソフトの会社なども常に注意を呼びかけているが、相手がそれを見ていなければ意味がない。
特に騙されやすい高齢者や若年層などに対しては、単なる呼びかけにとどまらず、地域や学校単位で標的型攻撃メール訓練を行っておくべきだろう。

標的型攻撃メール訓練は一般の高齢者向けにも必要だ

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